2019年4月14日日曜日

COLLECTORS SERIES PT.2 DANSE, GRAVITE SERO KAOS & SAL P

 オルタナティヴ・ディスコの傑作ミックスとはなんぞや、という問いに答えを出す前にどんどんその必要性が無くなってきています。


 僕はいまだにミックスCDでDJミックスを聴くクチなのですが、わざわざ時間の制約があるフォーマットに落とし込む必要があるか今となっては疑問です。
 素晴らしいミックスは今やインターネットにあるのかもしれません。いや、なんせ検索しないんで知らないんですけど。

 はてさて。


 中古で当ミックスのサンプラー12”がよく売られてて、ピックアップされた曲が珠玉すぎてタマリンピック!と気になっていました。

 ニューウェイヴ、ディスコ、コズミック文脈で浮上してくるクラシックたち、現行のバレリック・フォロワー、ディスコリバイバル等々、時代とジャンルを往来しながら繰り広げられるカルトな雰囲気ムンムンの好ミックスです。

ボク的注目トラック
1.ハーヴィ(DJ HARVEY)の2010年日本ツアーで必殺の一曲となっていたZAZU "CAPTAIN STARLIGHT"

2.その直後にくるエディ・グラント(EDDY GRANT)のストーナーカバー、MAP OF AFRIACA "BLACK SKIN BLUE EYED BOY"

3.妙なバランス感覚が気になりすぎるコズミックトラックBILLY THORPE "STIMULATION"

4.本人にとっては黒歴史に入りながら、ディスコ・リバイバルにおける永遠のクラシック(イェイイェイ) DANIEL WANG "LIKE SOME DREAM"

 挙げればほんと全曲になる注目トラックたち。ボマーズももちろんバルデッリプレイだし、無視厳禁ですし。
 私見ではありますがレイト70'S〜アーリー80'Sの、コズミック系の耳触り独特なトラックたちが入ると途端にミックス作品の危険性が高まる気がします。BPMが比較的ゆっくりなため「平熱の狂気」みたいな雰囲気が醸成されるというか。

 最高です。作品としても、史料としても。傑作ミックスに挙げておきたい一枚でございます。

 例によって国内では100円からポチれますのでこの機会にぜひ。

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