2015年1月22日木曜日

EUROBOYS 『LONG DAY'S FLIGHT 'TILL TOMORROW』 X

(冒頭からアレですが加筆したいです.いつか書き足すぞ)

 アーティスト表記についてまた迷います。アルバム名、曲名は アルファベット表記だけでよかろうと思っていますがアーティスト名はカナ入れようか、でもめんどくせえな、でも統一してえな、と。どうでもいいですね。
 表記といえば今日アマゾンで『マッドマックス』のブルーレイを探していたのですがレヴューに「ACTION SCENEが〜」とあって(もちろん日本語のレヴューですよ)、ここをアルファベット表記にするセンスにはやられましたね。僕には書けません。

 本日はノルウェイのバンド、ユーロボーイス(EUROBOYS)の『LONG DAY'S FLIGHT 'TILL TOMORROW』です。1999年、サンフランシスコを拠点にする[MAN'S RUIN]よりリリースされています(配給はヴァージン)。
 このレーベルは全く知りませんでしたが、THE HELLACOPTERS(爆走ハードロック♡)やQUEEN OF THE STONE AGE、KYUSSなどをリリースしており、たぶんHR系レーベルじゃなかろうかと思います。とすれば本作は絶妙にお門違いっぽいです。

 このバンド、元は<コーレ・アンド・ザ・ケイヴメン(KARE & THE CAVEMEN)>という名前で活動しておりまして、メンバー変更を経てユーロボーイズに変わった模様。前回の日記で書いたミックスではコーレ〜表記で、その曲が収録されているアルバムはユーロボーイズ名義と、まぁややこしいです。

 ということで早速、このバンドを知るきっかけになった"GALLERY OSLO"を。
●"GALLERY OSLO"

 ロマンティックなポストロックトラック。直線的なリズムにオルガン(キーボード?)、フルートが絡む少し影のあるインストトラックです。差し込まれるパーカッションの音がいいツボを突いてきます。わかってらっしゃいますわ。
 個人的にはGLISSANDRO 70と並べて紹介したい、いや逆にしたくない名曲です。どちらの曲もプリンス・トーマスのミックス収録曲ですね。信者って恥ずかしいです。

 単独で聞くとダンスミュージックのミックスに入るような曲に聞こえませんな。

 この"GALLERY OSLO"を聴いて、きっとトータス(TORTOISE)系の端正なポストロックアルバムだろうと思っていたら、これが違いました。ファンキーでモンドでサイケデリックなサウンド、引用するとすればスペースメン3、ビートルズ『REVOLVER』、それからチョコレート・ウォッチバンド(CHOCOLATE WATCH BAND)といったところでしょうか。
 ポストロックを通過したガレージロック・リバイバリスト、というとイメージしやすいかもしれません。

 ファーストアルバム『JET AGE』のジャケで『燃えよドラゴン』をモチーフにした(パクった)ジャケットを披露していることから、どちらかというとガレージ、サーフ、モンドの方が本領のようです。ちなみにファーストは未聴。聴きたいわ〜。

 音楽的な嗜好で近いのは、タランティーノかなと思います。人懐っこいポップネスとグラサン&付け髭で変装するような胡散臭さが見事に共存した静かなる名作と呼べそうです。

●"FILADELFIA"
ファンキー。どこかプライマルスクリームっぽいだろうか。

●"DELIVERANCE"

 アルバム冒頭を飾るナンバー。北欧らしい牧歌的で伸びやかなメロディを携えながらサイケデリックでモンドな音像を描いている。素晴らしい。

●アルバム全曲


MP3のリンクしかなかったよ。すまん。

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