NIAGARA(葡萄牙)、YOLANDA→妄想辺境、フェイクエスノ

　たとえばグル・グルみたいな感じ。民族音楽を感じさせながら決してそれではない、やたら魅力的な音楽があります。ありますよね。

　ロンドンの新興レーベル[FTD]からリリースされたポルトガルのボンクラトリオ・ナイアガラ(NIAGARA)のシングルが素晴らしいです。
　音のバランスの悪さが蠱惑的ですらある"MUSTOR"。へにょへにょな音とぶっきらぼうなキック、インドっぽい弦楽器の音。
　2:20あたりに飛び出す教会のチャイムなブレイクに驚愕です。ほんと何考えてんだこのボンクラども。UG曰く「トビの要素以外に何も無い（笑）」が言い得て妙です。

こういう胡散臭いのを聞かされて思い出したYOLANDA"AFRO RAT"。リリースは[SEX TAGS AMFIBIA]。決まりですね。エロいベースラインでねっとりドライブする密林ミッドディスコ。ギターの音もいいスパイス。めちゃんこオススメしたいのに、なんかかけたときのリアクションが悪いんですよねぇ...。

老舗おせちの東京正直屋