2015年10月6日火曜日

LINDA DI FRANCO 『RISE OF THE HEART』

 ボサノバ風味のバレアリックAOR、イタリアの女性シンガー、リンダ・ディ・フランコ(LINDA DI FRANCO)のアルバムでございます。リリースは1986年、[KOROVA]より。


 Discogsを見る限りアルバムリリースは1枚のみのようです。だから[SUNKISSED RECORDINGS]のバレアリッククラシックを収録したシリーズでも今ひとつありがたみがないっつう。

 微妙に調子っぱずれながらそのかったるい雰囲気と結びついた時に絶妙にエロく感じる声。ボサノヴァ、ニューウェイヴ、80Sシティポップなどの音楽的要素とその声がブレンドされた音世界は今なお多くのDJを魅了しています。

 人気なのはAB各面の冒頭を飾る"TV SCENE"、"MY BOSS"です。いわゆるバレアリック・クラシックに数えられる曲です。
"TV SCENE"
DISCOSESSIONがカバーしてます。

"MY BOSS"
DJ HARVEYのミックスアルバムにも収録
 DJ HARVEYの名作ミックスに"MY BOSS"が収録されています。

 クレジットを見るとドン・ウォズが参加してますね。数曲でプロデュースを務めているようです。

 僕のおすすめはこれ。LEVEL 42の人が絡んでいるそうな。このアルバムの中でもいちばんしっくりきていると思います(何が?)。
"BLESS MY SOUL"


 ちなみにアルバムラストはやたらギラついたNWディスコ。
"THE RISE OF THE HEART"
 イメージフォトがやたらウホッてる。

 このクリップ、ウホついているなー、いいなー、と思っていたら他にもありました。同じ人がアップしているのかと思いきや、別アカウントでした! なに、リンダ・ディ・フランコってゲイのお兄さんたちから人気あるんか(歓喜)。

 何気にCDは国内盤のみなんですね(WPCR-2315)。しかも今廃盤。レコードも最近は再発がなさそう。以外と埋もれている作品なんですね。アフィれないぞ。「バレアリック、ウェーイwww」とか言ってる界隈にいると一般的な作品に感じられるんですが、温度差は激しいぞ、と。

 そこまで探すのに苦労する物でもないと思いますので、気になった方はぶらり散歩の気分でレコード屋さんに行きましょう〜。

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