2015年10月11日日曜日

AREA CODE 615 『TRIP IN THE COUNTRY』ブレイクス古典、ラス曲がバレアリック♡

Area Code 615によるOriginalの"Stone Fox Chase"ではなく、 それを初めて大々的に使用したこのAlbumこそが、もっと評価されるべき対象であるハズなのだ。 Rare Groove/Sampling Sourceとして、Area Code 615をオススメするよ〜なレコ屋は、 イケてそうでイケてない、解ってそうで解ってない、単なる頭デッカチな輩に過ぎない。 "Stone Fox Chase"は知っているのに、このAlbumを知らないなんてゆ〜ヤロ〜は、 決して許されちゃいかんのだ。 
(Groovaholiks Recordsのレビューより。 http://www.groovaholiks.com/product/4842)
ということだそうなので震えながらマントロニクスの「このAlbum」を先に紹介しておきます。
『MUSIC MADNESS』収録の"Listen to the bass of get stupid fresh part II"がサンプリング曲です。タイトルがすでに最高ですね。
"Listen to the bass of get stupid fresh part II"

 いわく、サンプリングされたことで元ネタが広く知られるようになった、またこれ以前はブレイクスとして認知されていなかったそうです。にゃるほど。

 僕の場合、このアルバムを知ったきっかけがプリンストーマス(PRINS THOMAS)の『COSMO GALACTIC PRISM』で、しかも曲は"DEVIL WEED AND ME"だから全く問題ありませんね。
 なんて。『COSMO〜』でプレイされるのもマントロあってのことですから、きっと。マントロって略し方、多分ダメだな

 ということでまずは"DEVIL WEED AND ME"を紹介します。単体で聞いてもサイケデリックアンドスペーシーです。ミックスで聴くと前後の関係性からチルな要素も浮かび上がってきます。

"DEVIL WEED AND ME"
♪ジャジャージャジャージャジャーピュー!のとこがいいよね

 1970年[POLYDOR]よりリリース。ナッシュビルのスタジオミュージシャンで以って編成されたカントリーロックバンド、エリアコード615(AREA CODE 615)のセカンドアルバムです。活動期間は2年(1969-1971)!短いんですね。

 僕が持っているのはファースト、セカンドの2in1。どっちかというと、こっちの方がオリジナル単体より価格が安いです。
僕のは編集版なので屋根に文字がない。


 参加ミュージシャンはいずれも腕の立つ面々だったようで、ボブ・ディランのアルバムに参加したメンバーもいたそうです。

 さて、カントリーロックとは書きましたがファンキーな演奏が特長。音楽のスタイルもカントリーに止まらず、かなり守備範囲が広いという印象です。

"SCOTLAND"
 陽気なカントリーダンス、から転調して"HOLD ON I'M COMING"を思わせるフレーズを重ねてくるグルーヴィトラック。冒頭からカントリーのムードじゃなくなってるっつうね。

"STONE FOX CHASE"
 お待たせしました。ブレイクス古典。他の曲と比較して音数は少ないですがそこがB-BOYの琴線に触れたのでしょう。舞うように鳴るハーモニカがクール。サンプルネタ以降の展開もお聴き逃しなく。

 フィドルやバンジョーの音が聞こえるのでカントリーだと勘違いしてしまいますが、これ、たぶんプログレの枠に入れた方がいいと思います。

 アルバムの流れも秀逸ですので、ブレイクネタ好き以外の方にもオヌヌメできます。

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