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2015年10月8日木曜日

ウェザっさんのミックス。

◆Andrew Weatherall: Music's Not For Everyone - 1st October 2015◆



 アンディ・ウェザオールはなるべくチェックしておきたいものです。今回のミックスも最高でしかなかったです。

 かつてはトレンドセッターとして君臨していました。ロックとダンスミュージックの今日的な融合はこの人の功績を抜きにしては語れないでしょう。

 今は好き勝手にやっている印象が強いです。それがトレンドセッターとしての能力がなくなったからなのか、自ら降りたからなのかは僕には判然としません。

 このミックスでもイントロの牧歌的な曲からテクノへ、ニューウェイヴへ、ミッドブギーヘとふらりふらり漂いながら進行していきます。ミックスとしての方向性は曖昧ながら「次の曲は何?」という興味を惹起し続ける内容です。

 僕がこの人の好きなところは「自分の"好き"が借り物でないところ」です。ファッションも読んでいる本も、レーベル運営も彼自身が好きなようにやっていて、しかもそこに「他者への目配せ」が全く感じられない、そこに痺れる憧れるゥ、です。

 僕がある曲をかっこいいなーと思うときに、同時に「この曲はどういう文脈で聴かれるべきだろうか」とか「今の流行と照らし合わせてカウンターになっているか」みたいな考えが入り込むんですね。  そういう点で僕の審美眼というのはレンタルなんです。誰かのものの見方を常に参考にしようとしています。

 ウェザオールにはそれがありません。微塵も感じられません。ルードでダーティな音楽をただプレイしています。  そこがかっこいいです。僕には真似できません。だから彼のミックスをチェックしなければならないのです。


2015年9月27日日曜日

雑記2015年9月 最近のお気に入り。

IVAN SMAGGHE 『LIVE AT ROBERT JOHNSON VOL.3』


 2009年リリースのもの。放っておいたら熟成されて良くなっていました(音楽好きあるある)。

 ニューウェイヴリバイバル〜ニューディスコ〜ダンスロックのインスピレーションの多くはこのイヴァン・スマッジ(IVAN SMAGGHE)に依っています。HOW TO KILL THE DJ!
 2000年以降のハウスの"ある方面"における裏の顔役だったんですね。

 個人的にこの人のヴィジュアルも好物です┌(┌ ^o^)┐
http://www.novaplanet.com/sites/default/files/imagecache/page_mea/articles/images/smagghe-et-weatherall-des-dj-s-hors-du-temps_355390_510x255.jpgより。
BPM120未満からねっとりじんわりビルドアップするダークなハウスミックス。自身のプロジェクトのM7でギアを入れてよりマッドな展開に。
 一貫して"明るくない"、やさぐれたムードがやたらかっこいいです。上記のM7"NEVER GO WITH A HIPPIE TO A SECOND LOCATION"もぶっ飛んでいます。


 当時バイヤーだった自分がこの作品の狂気と魅力に気づけなかったことを今更ながらに後悔しています。

でんぱ組.inc "あした地球がこなごなになっても"

 いまだにエレクトロニカテイストのハウシーなポップチューンに弱いです。YUKIとかHALCALIとかさ(...)。

 iTunesで購入しました。こういう恥ずかしいのを買うのにiTunes Storeって最高ですね。
 深夜のラジオで聴いて、「お!」と思いました。この「ラジオで新曲を聴いていいと思った」というのがなんだか嬉しくてご祝儀的に購入しました。このタイムラグのなさもiTunes Storeの武器ですね。

 静かなイントロから抑えの効いたアニメ声でローリングするサビまでが最高です。サビのメロディは、やっぱちょっとこっぱずかしいけど元気があってよろしい。

 作詞は浅野いにおなんだすね。ほほう。

 やっぱり照れるのでIT'S FINE LINEの"WOMAN"貼っておきますわ!これの歌のメロディも大っ好き。3:05まではイントロなんで辛抱してください。ロマンチックってこれよな。

2015年1月11日日曜日

EURO BOYS 『LONG DAY'S FLIGHT TILL TOMORROW』(未レヴュー)、シグルイ文庫版7(完結)

 ずっと気になっていたEURO BOYSのアルバム。「こらぁアナログ探すどころか日本に入荷したかも怪しいでぇ」と諦めていました。今年に入って思い出してカタカタ検索していたらわりとすぐ出てきました
 そんなもんだ、というよりどうして今まで検索できなかったのか不思議です。


 彼らを知ったのはPRINS THOMASのミックス『LIVE AT ROBERT JOHNSON』でした。思い出したきっかけも久々にこれを聞いたから、というわけです。僕はこのミックスを爛熟期のディスコダブを象徴する名作ミックスだと思っています。

 装丁はずいぶんしょぼいしトラックリストもレーベル面にしかないのでカーステで聞いていて気になる曲があってもタイトルをチェックできないが、名作です
 リリース当時職場の友人と話していて「やっぱ8曲目でもってかれるよなー!」と話していましたが、その曲こそEURO BOYSの"GALLERY OSLO"でした(ミックスアルバムでのクレジットはKARE & THE CAVEMAN名義)。


 ある曲を聴いて、それが収録されているアルバムにまで期待が及ぶというのは、よくありそうで実はあまりありません(曲単位で購入できる現代では尚更です)。曲自体のパワーはもちろん、PRINS THOMASのブレンド技術も輝いております。

 これを書いている時点ではアルバムのイントロしか聴けていません。後日感想を書きます。

◆◆◆

 文庫版で買い続けていた『シグルイ』が第7巻を以って完結しました。圧倒的な筆致で狂おしく描かれた、まさに"残酷無残時代劇"。
 にしてもラストの後味の悪さがまだ残っています。フィンチャーの『セヴン』くらい。いや、後味が悪いというよりは"噛み切れない"感じです。

 この巻の前、藤木が失敗する仇討ちの場面は幻想も入り乱れる素晴らしいシーンでした。一回読んだだけでは何がどうなっているのかわからないくらい混沌としています。なんと言いますか、読み手に圧力がのしかかるような、本当に本を持つ手に力がギュゥゥゥッと入るような迫力がありました
 今巻では御前試合でついに宿敵を討ち果たすのですが、先の仇討ちの場面に比べて異常なまでにあっけない終わり方をします。宿敵との再戦が始まる前から破滅が始まっているかのようにポロポロと緊張感がこぼれ落ちていくかのように、さくさくと進行してしまいます。
 御前試合が終わった後に本当の試練が待っているのですが、その試練を経た後にはもう何も残っていません。
 そう、圧倒的な空虚が待っているのです(今、書きながらだんだん整理できてきた!)。最後の最後のページの、挿入された意味がよくわからない幸せそうなシーンの描写はもはや誰の夢想なのかも判然としません。

 これは、何だろう。もう一回通して読んでみたい。

X

2014年6月10日火曜日

DJ HARVEY 『SARCASTIC STUDY MASTERS VOL.2』

 2001年にアパレルブランド<SARCASTIC>のノベルティとして限定配布されたレアなMIXが復刻しました。
 DISCOGで5万円以上をつけていたそうですが6/9現在オリジナルは3万円強のようです。(参考URL:http://www.discogs.com/marketplace?master_id=616026&ev=mb) 僕が数年前に中古屋で見かけたときは7千円でした。


 リンドストロムをして「世紀のミックス」と言わしめた、コズミックディスコ、バレアリックの現代的古典です。現代的古典て言葉がおかしいだろと思いますが、バレアリックの指す意味が変化しているためにこのように書きました。というよりこのミックス以降にバレアリックがスタイルを指す言葉から特定の音色をイメージするジャンルの言葉になったと言えそうです。

 ちなみに古典という語に関しても一言。わずか10余年前の作品ですがその後のディスコリバイバルの最大の指標となっているのは明らかですので、「『規範とすべきもの』として認知されている」点で古典と呼ぶにふさわしいかと思います。

↓その、なんというか、あった。


2014年5月13日火曜日

DJ Harveyが『Sarcastic Study Masters』をリイシュー

◆DJ Harveyが『Sarcastic Study Masters』をリイシュー◆
http://jp.residentadvisor.net/news.aspx?id=21665
中古で見た時は7000円で売ってました。
再発分はジャケがなさそうですね。

全然知らなかったですわー。自らの不勉強が情けない。

Official Website: Harvey's General Store

 本当ならばすぐにでも飛びつきたいのですが、こういう大切なニュースをすっ飛ばしていたため、アレなレコードをばかすか注文中です。
 ということで金銭的な理由で購入を保留しているのですが、「買えない」ということとなると急に「俺にとってこれは本当に必要なのか?」とか考え始めてしまうんですね。買えないんじゃなくて、買わないという。カネがねえだけじゃねえか。一所懸命に正当化してます。

 ということで注文したアレなレコード。楽しみ。
 アレですわ。むふふ。

2014年1月24日金曜日

Weatherall - A Mix From Outer Space



自分が持っているレコードを聞かずに、これを聴いておりました。

ミッドテンポで心地よく、時折入るロックなギターの音も絶妙なミックス。個人的にイメージする"バレアリック"がこのミックスの雰囲気です。
ウェザオール、声が若いですね。かっこいい。

2013年11月20日水曜日

Andrew Weatherall B2B Ivan Smagghe Boiler Room DJ Set

ANDREW WEATHERALLとIVAN SMAGGHEによるバック・トゥ・バック。ピッチアジャストなどは殆ど行われずに繰り広げられるダークでユーモラスなミックスショウ。この二人は相性が良さそうですね。ウェザオールのファッションも本当に格好いい。